2015年6月15日(月)四日市市勤労者市民交流センターにて、第48回心の書写の集いが開催されました。
今月の書写は「人々に幸福をもたらす者となろう」です。
(平和を愛する世界人として58ページより)
私は物心がついてくると、「将来何になるのか」という問題について熱心に考え始めました。自然を観察し研究することが好きだったので、科学者になろうかと考えましたが、日本の収奪に苦しめられ、日に3度の食事さえもままならない人たちの惨めな有様を目にして、考えを変えました。科学者になってノーベル賞を取ったとしても、ぼろを身にまとい、飢えた人たちの涙をぬぐい去ることはできないと思ったからです。
私は人々の流れる涙をぬぐい、心の底に積もった悲しみを吹き払う人になりたかったのです。森の中に横になって鳥たちの歌声を聞くと、「あのさえずりみたいに、誰もが仲良く暮らせる世の中を築こう。一人一人の顔をかぐわしい花のように素晴らしくしてあげたい」という思いが自然と沸き上がってきました。一体どんな人になればそうできるのか、それはまだ分かりませんでしたが、人々に幸福をもたらす者になろうという心だけは固まっていきました。
~自叙伝書写喜びの証し~
◆今の私には、すぐに心を切り替えて、実行することが課題ですが、努力しなくてはいけませんね。「お掃除」は私のストレス解消、「整理収納」は趣味であり心を磨くことも出来るというお話、実感として納得しました。近頃の生活では、人に振り回される状態に戸惑いや後悔がありますが、「神様を愛する」ことを目標に、真心を込めて書き写します。これからも都合がつけば、参加します。自分をリセットするのに必要な場所でした。(立川)
◆書写を行うたびに心情が穏やかに、肯定的な考え方へと変化しているように感じます。また深く呼吸する際に書写を行う前と後では意識が変わりました。書写を行う前は「吸う」ことを意識していましたが、書写を行った後は「吐く」ことを意識するようになり、まさに与えることが先という事を実感しました。 (福岡)
◆40代の息子と一緒に住みながらも、食事もできない、話もできない状態が長年続いていました。良くわからないのだけれども、勧められるままに自叙伝書写を始めて一ヶ月目に不思議と息子の方から「お母さん、一緒に食べよう」と言ってきて惣菜を買ってきてくれそうです。「ありがたいです。夢のようです」と言われています。(川崎)